「落書き」は英語でどう表現する?スラングも詳しく解説!
こんにちは。今回の記事では、「落書き」「落書きをする」を意味する英語の表現・スラングを例文とともに詳しく解説していきます。
この記事では、
②ストリートアートでの「落書き」を意味する英語のスラング
の二段階構成で解説をしていきます。
では、早速本題に入りましょう!
必ず覚えておきたい「落書き」を意味する英語の基本的表現
graffiti / graff
これが「落書き」の中で最も知られてるのではないでしょうか?「(壁などの)公共の場の落書き」を意味します。“graffiti” は名詞として用いる際は複数形として扱う(単数形はgraffito)ことに注意しましょう。
「落書きをする」の意味の動詞として用いることもできます。
日本語訳: 壁に落書きしてたら、スミス先生が入ってきて見つかった。
日本語訳: 俺と俺の仲間で電車に満遍なく落書きしてやったぜ。
日本語訳: ラップトップに落書きしまくったぜ。もう戻れないな。
日本語訳: 誰かに家に落書きをされたらしいな。
scribble
「落書き(をする)」を意味します。名詞として使う際には普通 “scribbles” と複数形で用います。走り書きで適当に書かれた特に意味のない落書きを指します。
日本語訳: 彼が私の教科書にめちゃくちゃ落書きしてきたの!
日本語訳: いいタトゥーだけど、君の腕、適当な落書きまみれの学校の机みたいになってきてるよ。
doodle
「上の空の状態で適当にかいた落書き」といった意味になります。こちらも動詞として使うことができます。スラングの意味として、「男性器」も意味するので注意!
日本語訳: いたずらが災難に終わったんだよ。彼の顔の落書きが消せなかったんだ。
日本語訳: 今マジで退屈だから、ここ2, 3時間は仕事中だけど落書きをしちゃってる。
※rn: right nowの頭文字を取った略語です。
SNSで使われる英語のスラング略語についてはこちらをぜひ参照してみてください。
ストリートアートでの「落書き」を意味する英語のスラング
これまでは、一般的な「落書き」を意味する英語について見てきました。ここからは、公共の場での落書き(graffiti)文化であるストリートアートにおいての「落書き」を指すスラングについて見ていきましょう。少しマニアックなものもありますが、よく分からない場合は、とりあえず「公共の場の落書き」って覚えてもらえればOKです。
tag
「落書きとして書かれた、人の名前・サイン・マークなど」を意味するストリートアートスラングです。名詞としても用いますが、「落書きをする」と動詞でも用いることができます。普通、一色のみで書かれたシンプルなものを指します。”tagger” とすれば、「落書きする人」と人を表すこともできます。
日本語訳: 彼らはあちこちの壁に落書きをして、住人を困らせている。
日本語訳: 俺らが、あの倉庫の内側に満遍なく落書きをしてやったぜ。
日本語訳: 俺、昔は落書きする人だったこともあって、絵は得意なんだよ。
throw-up
「アウトライン(先程のtag) の中身を色で塗りつぶした落書き」を指すストリートアートスラングです。要するにtagにさらに手を加えたものです。
日本語訳: 自分の落書きで他のアーティストの作品(落書き)を台無しにしてはいけない。
piece
元々は、“masterpiece(傑作)” を略してできたストリートアートのスラングで、こちらも落書きを指す際に使われますが、「傑作」という言葉からも分かる通り、様々な色を使ってグラデーションを描いたり、3D的視覚効果などを駆使したものなど、かなり労力のかかった「作品」としての意味で用います。先ほどでてきた “throw-up” よりも時間・労力がかかります。完全なストリートアートスラングなので、例えば「人のノートに落書きをした」のような文脈では用いません。
日本語訳: ジェイクがでっけえ落書きの傑作を作ってるを見たぜ。
bomb
「tag や throw-up などの落書きをたくさん描きまくる」という動詞で用います。”bomber” とすれば、「落書きをする人」と人を表すこともできます。
日本語訳: 昨日俺の兄貴が落書きしてもう少しで捕まりそうだったんだよ。
日本語訳: 彼は、ニューヨークシティーの落書きの歴史の中で、最も多作な落書き芸術家の一人だ。
「落書き」は英語でどう表現する?スラングも詳しく解説!: まとめ
いかがだったでしょうか?「落書き」と聞いて、”graffiti” “scribble” “doodle” あたりは言えるようになっておきたいところですが、後半の表現に関しては少しマニアックに感じたものもあったのではないでしょうか?
英語学習に限った話では無いですが、せっかく覚えた知識も復習なしでは時間と共に忘れてしまいます。
このページをブックマークするなり、知らなかった表現やスラングのみ「落書き」程度にメモしておくなり、後でふり返れるようにしておきましょう!
また、覚えたい表現の例文を音読することでも記憶は強固になるので、是非試してみてください。
最後まで読んで下さりありがとうございました!