私が効果を感じた洋楽を使った英語学習方法!

  • 2020年7月30日
  • 2020年8月8日
  • 洋楽
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洋楽で英語学習ってできるの?」「どんなやり方で洋楽を使って英語学習をするの?」みたいな疑問を持っている方は英語学習者の中でも結構多いのではないでしょうか?

この記事ではそのような疑問点についてお答えしていきます。この記事を読んだ後には、私が実際に効果を感じた洋楽を使った具体的学習方法が分かります。

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私自身もこの記事で書いてる学習方法を続けていくうちに、英語力(特にリスニング力)が上がっていくのを実感したので、洋楽好きな人普通に英語勉強するのはモチベーションが上がらない人なんかには必見です。
では本題に入っていきましょう!

洋楽で英語学習はできるのか?

単刀直入に言いますと、洋楽で英語学習はできます!そのメリットや理由についてお話します。

英語に触れる時間を圧倒的に増やすことができる

以前の記事でも強調して述べましたが、言語上達に一番上達にもっとも重要なのは、「継続すること」です。

音楽って通学・通勤時間、洗濯物を干してる時、ドライブ中など、日常生活と並行しながら聴くことができますよね。電車なんかで意識して周りの人を見てみるとかなりの人がイヤホンをしていることに気づくかと思います。要するに、負担にすることなく日常生活に組み込みやすいんですよね。普通のリスニング音声を聴くのももちろんよいのですが、やはりどうしても”勉強してる感”がでてしまうので、人によっては負担になってしまい長期間続かないのではないかと思います。

自分の好きな音楽なら、聴いてて疲れるどころか何度も聴いてしまいますよね。要するに、無意識のうちに同じ音楽を反復して聴くことになり結果として復習していることになり、脳へ定着しやすいです。

自然とアウトプットする機会を増やせる

これは、特に自分の好きな曲なんかを口ずさむ癖がある人なんかに当てはまります。

言語学習だけに言えることではないのですが、勉強して知識をインプットしただけでは”分かった気になってしまう”ことがよくあります。いざ英語を喋るとなると覚えていたはずの表現が出てこなかったり自分が発音できると思い込んでいた単語がいざ発音してみるとうまく発音できなかったりってことは結構よくある話です。これは自分で声を出してアウトプットする練習が足りてないことが原因です。知識が口で発声するという運動神経までは届いてないって感覚です。特に日本はヨーロッパなどに比べると、国内に英語話者が少ないこともあり、自分からアウトプットの機会を作っていかないとこの状況に陥りがちです。

自分の好きな曲を口ずさむことで、頭で理解している歌詞を自然とアウトプットする機会が増やせます。カラオケで歌ってみるのもいいですね。

英語の発音に慣れることができる

私自身ここが一番洋楽を聴く学習方法で最も助けられた部分だと思います。英語には日本語にはない母音・子音が数多くあるので、一度だけ英語発音の本などで勉強しただけでは、完全にその音を聴きとれるまでにはなりません。これでもかと何度も何度も聞いて練習してやっとしっかりと聞き取れたりある程度正確に発音できるレベルに到達します。これは特に年齢を重ねるほど当てはまります。小さい時から英語を勉強していたor英語でしゃべる環境下にいた人と、ある程度の年齢になってから始めた人の最も大きな差は発音にあるのではと思います。

ただし年をとっているから英語の発音はもう一生身に着けることはできないなんてことは全くありません。確かに日本語訛りを完全になくしてしまうのが目標ならばとんでもない努力が必要になりかなり難しいとは思いますが、相手に全く問題なく通じるレベルの発音を手に入れるのは、年齢にかかわらず全然不可能なんてことはありません。反復量しだいでどうにでもなります。

そこで、「自分の負担にならない」という観点で、英語の発音に慣れていくのに最適なのが自分の好きな洋楽を繰り返し聴くという方法というわけです。

教科書には出てくる頻度は少ないが、実際はよく使われる表現が学べる

洋画で勉強するメリットとも被るわけですが、学校の授業や一般的な英語試験用の単語帳・参考書にはあまり出てこないがネイティブスピーカーは実は割と使う表現を洋楽で学ぶことが出来ます。スラングやよく使う言い回しなどを学ぶことは、勉強英語と実際の英語とのギャップを埋める架け橋になります。

洋楽を使った英語学習方法

では、実際に洋楽を使ってどのように学習していくのか解説していきます。ただ適当に意味を全く理解していない曲を延々と聞き続けるのはあまり効果がないです。私が実際に行っていた方法を順を追って説明していきます。①と②の部分が少し大変かも知れませんが、②まで終わらせると後は時間があるときや何かしているときに流し聴きして反復していけばよいので全く苦にはならないと思います。

①まずは、歌詞を見ずに完全に自分の耳のみに頼って曲を聴く

最初から歌詞を見ながら聴いてしまうと、自分の現在の力でどの程度英語を聞き取れるのかが分からなくなってしまうので、初めて聴く曲は歌詞を見ずに聴きましょう。受験勉強で言う演習用の問題集の答えを最初に見てるようなものなので、初めから歌詞に頼るのはあまりオススメしません。

私自身も、先に歌詞を見てしまった場合に、自分のリスニング能力や発音認識能力が低い場合でも、歌詞で見たように文章が聞こえてしまう現象が起きることが良くありました。

R” と “L” の音の違いがイマイチ分かってない人を例に少し説明します。

例えば、歌詞内に、

So long. (さようなら)

という歌詞があった場合、最初に歌詞を見てしまうと、「バイバイって別れてる的なことを伝えたいのかな?」とその時点で自分のリスニング能力を使わずに歌詞の意味を知ってしまうことになります。本当は何も見ずに聴いていたらもしかすると、

So wrong. (とても間違っている)

と聞こえてたかもしれません。

このように自分の問題点を明確にするという重要な部分を無駄にしてしまうことになりかねないので、たとえ聞き取れる自信がないとしても、最低でも初めの1回だけは自力で聴いてみましょう!

②聞き取れなかった部分の歌詞をチェックしながら聴く

では、次のステップへ。全く何を言ってるのか聞き取れなかった場合も安心してください。さっきのプロセスはあくまで、自分の苦手な部分、問題のある発音などを明確にすることです。ここからのプロセスで実際に自分の英語力を上げていきます

まず洋楽の歌詞が聞き取れなかった、または意味がイマイチ理解できなかった場合には大きく二つの問題点が考えられます。

知らない単語や表現が登場していたパターン

まずこのパターン。こちらは、その分からなかった部分を調べていく作業に入ります。辞書やネットで調べた後は、後で振り返れるように、それらをノートなどにメモっていきます

音楽のジャンルによっては自分で調べていてもよく分からない表現に出くわすこともあります(私自身の経験的には、ヒップホップはスラングや文化的知識、有名なラッパーの引用に近いような歌詞などに出くわす率が多くて、結構難しかったです)。また、文字通りの歌詞の意味以外にその背景となる裏側の意味があるような曲なんかも存在します。

私自身が歌詞の意味がイマイチ分からなかった場合や裏側の意味について詳しく知りたかった場合によく頼っていた歌詞のサイトが、genius.comです。英語のサイトなので、ある程度英語が読める人じゃないとキツいかもですが、結構重宝してましたし、今でもたまに「この歌詞ってどういう意味で書いたんだろう?深い意味があったりするのかな。」となったときには使ってます。

どれだけ頑張って調べても、どうしても分からない表現や文法なんかがあった場合は、いったん保留しておきましょう。「その後も英語の勉強をしていくうちに英語力が上がっていき、ふとした時によく昔はよく意味が分かってなかった曲を聴いていると、前はどうしても意味が分からなかった表現や言い回しが分かった」ってことは割とよく起きます。私自身も高校生のころにハマっていた洋楽を久々に聴いたりすると、「あ、ここってそういう意味だったんだ」ってなることはあります。

単語や表現自体は知っていたけれど発音が聞き取れなかったパターン

初めて聴いたときに歌詞が頭に入ってこない原因のもう一つがこのパターンです。こちらは、どの単語が聞き取れなかったのかを自分で認識して、

  1. 具体的にどの音が苦手なのか
  2. 省エネ発音が使われてないか(本当に辞書の発音記号通りに発音されているのか)

をチェックしていきましょう。

②の省略発音については、慣れてないと自分で見つけていくのは少し難しいかもしれないので、また詳しく今後記事を書いていきますね。

チェックした後は、その部分を意識して何度か聞いて耳に染み込ませましょう。

③もう一度何も見ずに曲を聴く

②までの段階で、自分の問題点の認識と、分からかなかった部分の解決まで終わりました。最後にもう一度歌詞を見ずに聴いてみましょう。そこで聞き取れない部分があったら、もう一度確認をして、一通り聞き取れるようにしときましょう。

あとは、学んだ曲を暇なときに聴くようにするだけです。ここからは反復して聴きまくるだけ。あとは、勉強という気持ちは完全に捨てて、「好きな洋楽を聴こっかな!」って感じで音楽を純粋に楽しみながら耳をどんどん慣らしていくだけです。

最後に

いかがだったでしょうか?

洋楽を使った勉強のメリットや勉強法が分かったと思います。もちろん、がむしゃらに歌詞の意味も全く分かってない曲を聴きまくるだけでは英語力の向上ははかりにくいとは思いますが、しっかりとしたプロセスを踏んで学習していけば音楽という娯楽を英語学習に生かすことは可能です

私自身も、たまに洋楽を聴きながら学習することで、発音への理解や、モチベーションを保つことができたので、ここまで読んでくださった皆様には、ぜひ試してほしいです!

最後まで読んで下さりありがとうございます!

 

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